税理士のためのCursor入門|AIと一緒にコードを書く業務自動化入門

Cursor×税理士

「ExcelのマクロやGASを使って業務を自動化したいが、プログラミングがわからない」——。こうした壁を取り払うのが、AIコードエディタ「Cursor(カーソル)」です。

Cursorは、AIと対話しながらコードを書ける開発環境です。「この処理を自動化して」と日本語で指示するだけで、AIがコードを生成・修正してくれます。プログラミング未経験の税理士でも、AIをパートナーにしながら事務所の業務自動化ツールを作れる時代になりました。

本記事では、Cursorの基本から税理士事務所での活用例まで、初心者向けにわかりやすく解説します。

本記事で紹介したCursorの活用法は、会計事務所のAI活用における一つのテーマです。課題解決からツール選定、導入ステップまで含めた全体像は以下のガイドで解説しています。

▶︎ 『会計事務所のAI活用 完全ガイド』を読む

目次

Cursorとは?AIコードエディタの基本

Cursorの基本と特徴

Cursor(カーソル)は、VS Code(Visual Studio Code)をベースに開発されたAI搭載コードエディタです。通常のコードエディタと異なり、AIがコーディングのアシスタントとして常駐し、コードの生成・修正・説明をリアルタイムで支援します。

Cursorの3つの特徴

1. 日本語で指示してコードを生成
「Excelファイルを読み込んで、売上の月別集計表を作って」と日本語で指示するだけで、PythonやJavaScriptのコードをAIが自動生成します。

2. 既存コードの修正・改善もAIにお任せ
「このコードにエラーチェックを追加して」「処理速度を改善して」といった修正指示にもAIが対応します。自分で書いたコードだけでなく、他の人が作ったコードの改善も可能です。

3. コードの意味を質問できる
「このコードは何をしているの?」とAIに質問すれば、処理内容を日本語で説明してくれます。プログラミング学習のツールとしても優秀です。

税理士がCursorを使うべき3つの理由

使うべき3つの理由

理由1 — ExcelやCSVの処理を自動化できる

会計事務所では日常的にExcelファイルやCSVデータを扱います。「複数の顧問先のCSVを統合して、勘定科目別に集計する」といった定型作業を、CursorでPythonスクリプトにして自動化できます。

理由2 — Webスクレイピングで情報収集を自動化

国税庁のサイトから最新の通達一覧を取得したり、補助金の公募情報を定期的にチェックするスクリプトを作成できます。手作業で巡回していたWebサイトの情報収集が自動化されます。

理由3 — 事務所専用のミニツールを量産できる

「顧問先リストの検索ツール」「期限管理のリマインダー」「PDFの一括変換」など、小さなツールをAIと一緒にサクサク作れます。1つのツールで30分〜1時間の節約が見込めます。

税理士事務所でのCursor活用例5選【指示文例付き】

活用例5選

①CSVデータの自動集計スクリプト

Cursorへの指示例:

フォルダ内の複数のCSVファイル(各顧問先の仕訳データ)を読み込み、勘定科目別の合計額を一覧表にまとめるPythonスクリプトを書いてください。結果はExcelファイルに出力してください。

②確定申告の期限リマインダー

指示例:

Googleスプレッドシートに記載された顧問先の申告期限リストを読み込み、期限の7日前と3日前にSlackに通知を送るPythonスクリプトを作ってください。

③PDF請求書の金額自動抽出

指示例:

フォルダ内のPDF請求書から、取引先名・日付・金額・税額を自動抽出し、Excelの一覧表にまとめるスクリプトを作ってください。

④国税庁サイトの更新チェッカー

指示例:

国税庁の新着情報ページを毎日チェックし、新しい通達や発表があった場合にメールで通知するスクリプトを作ってください。

⑤顧問先データの分析レポート自動生成

指示例:

freeeからエクスポートしたCSVデータを読み込み、売上推移・経費内訳・利益率の推移をグラフ化したPDFレポートを自動生成するスクリプトを作ってください。

ここまで、Cursorを使った税理士事務所の業務自動化について解説してきました。

「コードを書くツールはハードルが高い。もっと手軽にAI活用を始められる方法を知りたい」
——そう感じた方も多いのではないでしょうか。

下記の無料資料では、プログラミング不要のAI活用事例も含め、会計事務所で成果が出ている10の事例をコピペで使える手順付きでまとめています。

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Cursorの始め方【3ステップ】

始め方3ステップ

Step1 — Cursorをインストール

cursor.comからCursorをダウンロードし、インストールします。無料プランで基本的なAI機能が利用できます。

Step2 — 最初のスクリプトをAIに作ってもらう

Cursorを開き、Ctrl+K(Mac: Cmd+K)でAIチャットを起動します。「Hello Worldを表示するPythonスクリプトを書いて」と入力し、AIがコードを生成する体験をしてください。

Step3 — 実務のミニツールに挑戦

基本操作に慣れたら、前述の活用例①のCSV集計スクリプトに挑戦しましょう。わからない部分はAIに「ここがエラーになるので直して」と聞くだけで解決できます。

活用時の注意点

注意点

顧問先データはローカル環境で処理する

CursorのAI機能はクラウドにコードの内容を送信します。顧問先の実データをコード内に直接記述しないでください。データはローカルファイルとして参照する設計にしましょう。

生成されたコードは必ずテストする

AIが生成したコードは、テストデータで動作確認してから本番データに適用してください。特に金額計算を含む処理は、手動計算と結果を照合することが重要です。

定期実行は別途設定が必要

スクリプトを定期実行する場合は、Windowsのタスクスケジューラやmacのcron設定が必要です。この部分もCursorのAIに「毎朝9時に自動実行する方法を教えて」と聞けば手順を案内してくれます。

まとめ — AIを「プログラミングの先生」にする

まとめ

本記事では、AIコードエディタ「Cursor」を税理士事務所の業務自動化に活用する方法を解説しました。

要点を3つにまとめます:

✔ Cursorは日本語の指示でコードを生成できるAIコードエディタ
✔ CSV集計・PDF抽出・情報収集の自動化など、事務所の定型作業を効率化できる
✔ プログラミング未経験でもAIが伴走してくれるため、学びながら実務に活かせる

プログラミングスキルは一度身につければ、事務所の競争力を長期的に高める資産になります。CursorのAIを先生にしながら、少しずつ自動化の範囲を広げていきましょう。

本記事では、AIコードエディタ「Cursor」で税理士事務所の業務を自動化する方法を解説しました。

「Cursor以外のAI活用法も含めて、事務所全体の効率化を体系的に進めたい」という方には、下記の無料資料がお役に立ちます。ChatGPT・Claude・GAS・freee APIの活用事例10選を、手順付きで解説しています。

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代表取締役 杉田海地

杉田 海地(Kaichi Sugita)
株式会社Saix 代表取締役社長

公認会計士・税理士向けAI活用支援の専門家。THE CXO様をはじめ、延べ130名以上の会計士・税理士にAI研修を実施。受講者の業務時間を平均45%削減し、満足度4.57/5.00を記録。月次報告書作成の75%短縮、記帳代行業務の1/10化など、士業の現場で実証済みの成果を持つ。元リクルート出身。YouTube「かいちのAI大学」登録者4.4万人超。

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