AI研修で満足度4.57獲得|みらい様60名のAIリテラシー底上げ事例

「社員にAIを学ばせたいが、何から始めればいいかわからない」——AI導入を検討する企業の多くが、最初にぶつかる壁です。

とくに従業員数が数十名を超える企業では、部署ごとのITリテラシー差が大きく、一律の研修では「できる人には物足りない、できない人にはついていけない」という状況に陥りがちです。全社的にAIリテラシーを底上げしつつ、実務で使える知識を短時間で届けるには、カリキュラムの設計が鍵を握ります。

本記事では、DX/AIコンサルティングやデジタル人材育成を手がけるみらい株式会社様に対して実施した、ChatGPT活用研修(2時間集中プログラム)の全容を紹介します。従業員約60名を対象に、全体満足度4.57/5.00という高い評価をいただいた事例です。

目次

みらい株式会社様の概要と課題

企業プロフィール

みらい株式会社は、DX/AIコンサルティング、アセットマネジメント、デジタル人材育成を展開する企業です。「地域に新たな価値を共創」をミッションに掲げ、従業員約60名の体制で事業を運営しています。

AI活用における3つの課題

同社では、生成AIの業務活用を推進したいという方針はあったものの、次の3つの課題を抱えていました。

  • AI知見の不足:社内DXを推進するうえで、生成AIに関する体系的な知識が足りていなかった。個人利用はあっても、組織としての活用基盤がない状態
  • 業務活用方法の不明確さ:ChatGPTの存在は知っていても、「自分の業務のどこに、どう使えばいいのか」が具体的にイメージできていなかった
  • 知識レベルの格差とセキュリティへの不安:部署や個人によってAIへの理解度にばらつきがあり、情報漏洩リスクへの懸念も全社的に統一された見解がなかった

「AIを使いたい気持ちはあるが、正しい使い方がわからない」。この状態を放置すれば、一部の社員だけが独自に使い、組織としてのガバナンスが効かなくなるリスクがありました。

2時間集中プログラムの内容

カリキュラム全体像

研修は2時間の集中プログラムとして設計しました。短時間で最大の効果を出すため、「知る → 使う → 守る」の3ステップで構成しています。

セクション テーマ 内容
1 ChatGPT基礎 生成AIの仕組み、無料版と有料版の違い、プラン比較
2 業務活用法 情報収集・文章作成・企画立案・プログラミング・Excel活用
3 プロンプトのコツ 的確な回答を引き出すための指示の出し方、構造化プロンプト
4 応用機能 画像認識・Web検索・データ分析機能の実演
5 リスク管理 情報漏洩対策・著作権・ハルシネーション(誤情報)への対処
みらい株式会社AI研修プログラムの様子

業務活用セクションの詳細

研修の中核は、セクション2の業務活用法です。5つの活用シーンを、それぞれデモンストレーションと実践ワークを交えて進めました。

情報収集では、業界レポートや競合情報の要約をChatGPTに依頼する方法を紹介。Google検索との使い分けの判断基準も解説しました。

文章作成では、メール文面・議事録・報告書のドラフト作成を実演。「ゼロから書く」のではなく「たたき台をAIに作らせて、人間が仕上げる」ワークフローを体験してもらいました。

企画立案では、新規施策のアイデア出しにChatGPTを壁打ち相手として活用する方法を実践。一人で考えるよりも短時間で多角的な視点が得られることを実感してもらっています。

プログラミング・Excel活用では、非エンジニアでもChatGPTを使えばVBAマクロや関数を作れることを実演。「プログラミングは専門家の仕事」という先入観を崩すセクションです。

リスク管理セクション

活用法だけを教えて終わりにしないのが、本研修の特徴です。最終セクションでは、生成AI利用に伴う3つのリスクを正面から取り上げました。

  • 情報漏洩:入力した情報がAIの学習データに使われる条件と、それを防ぐ設定方法
  • 著作権:AI生成物の著作権の所在と、業務利用時に注意すべきポイント
  • ハルシネーション:AIが事実と異なる情報を生成するメカニズムと、出力結果の検証方法

リスクを正しく理解したうえで活用する。この順序を守ることで、「怖いから使わない」でも「無防備に使う」でもない、組織として健全なAI活用の土台ができます。

研修成果|全体満足度4.57/5.00の内訳

研修終了後に全受講者を対象としたアンケートを実施しました。5段階評価の結果は以下の通りです。

評価項目 スコア(5点満点)
全体満足度 4.57
新たな発見 4.65
進行・構成 4.47
業務活用 4.13
機能理解度 4.28

「新たな発見」が4.65と最も高いスコアを記録しました。「ChatGPTの名前は知っていたが、ここまで業務に使えるとは思わなかった」という声が多く、AIに対する認識の転換が起きたことを示しています。

「業務活用」のスコアが4.13とやや控えめなのは、2時間という限られた時間の中で、全員が自分の業務への具体的な落とし込みまで到達しきれなかったためと考えられます。この点は、研修後のフォローアップで補完する設計です。

みらい株式会社AI研修の成果

「全社員のAIリテラシーを底上げしたいが、どんな研修が効果的かわからない」とお悩みの方も少なくありません。実際に短時間で高い効果を出している企業には、共通パターンがあります。

▶︎ 『AI導入で成果を出した企業の共通点 — 事例10選』を見てみる

高評価を実現した3つの成功ポイント

1. 「知る→使う→守る」の一気通貫設計

多くのAI研修は、ツールの使い方を教えるか、リスク管理を教えるか、どちらかに偏りがちです。本プログラムでは、基礎知識・実践活用・リスク管理を2時間の中に一気通貫で組み込みました。

受講者が「使ってみたい」と思った瞬間に「ただし、ここに注意」というブレーキも同時にインストールされる。この設計が、組織としての安全なAI活用につながります。

2. 非エンジニアの「自分にもできる」体験

プログラミングやExcel関数のセクションは、エンジニア向けの内容ではありません。むしろ「プログラミングなんて自分には無関係」と思っていた社員にこそ刺さるセクションです。

ChatGPTに「○○を自動化するVBAマクロを作って」と指示するだけで、動くコードが出力される。この体験は、AI活用への心理的ハードルを一気に下げます。

3. 全社一斉実施による共通言語の形成

約60名の従業員全員が同じ研修を受けたことで、「プロンプト」「ハルシネーション」「情報漏洩リスク」といった用語が社内の共通言語になりました。

一部の社員だけがAIを使っている状態では、「AIで作った資料は信用できるのか」といった不信感が生まれやすい。全員が同じ知識ベースを持つことで、AI活用に対する組織的な合意形成が自然と進みます。

まとめ|2時間で組織のAI活用基盤を構築する

みらい株式会社様の事例は、「短時間でも、設計次第で全社的なAIリテラシーの底上げは可能」であることを示しています。

ポイントは3つです。

  • 基礎・活用・リスク管理を一気通貫で網羅するカリキュラム設計
  • 非エンジニアが「自分にもできる」と実感できるハンズオン体験
  • 全社一斉実施による共通言語と共通認識の形成

AI研修は「やった」ことに意味があるのではなく、「やった結果、組織の行動が変わった」ことに価値があります。みらい株式会社様では、研修後に各部署でChatGPTの業務活用が始まり、全社的なAI活用の起点となりました。

SAIX REPORT NO.03|無料ダウンロード

AI導入事例集 10社の実装設計
〜成果を出した企業から学ぶ/業界別ケーススタディ〜

✓ 製造・金融・小売・士業・サービス業の10社を業界横断で収録

✓ 課題設定・実装ステップ・KPI推移・つまずきと突破口を深掘り

✓ 10事例から抽出した「7つの成功再現パターン」まで収録

資料を無料ダウンロード →

全80ページ/PDF/株式会社Saix 発行

Contact

AI/DXの導入に関する
ご相談・お問い合わせ

「自社にAIをどう導入すれば良いかわからない」
そのような漠然としたご相談でも大丈夫です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

株式会社Saix代表取締役

延べ4,000名以上にAI研修を実施|YouTube「かいちのAI大学」登録者約5万人|北の達人コーポレーション、ライトアップ、メディアハウスホールディングス、AnyMind Japanなど、東証プライム上場企業から中小企業向けの生成AI研修や経営者向けのAIコンサルティングを行う|会計事務所・税理士向けAI研修延べ130名以上の実績|その他メディア掲載複数(TechTrends、アットリビングなど)

「AIを使ってAIを広める」をコンセプトに、AI人材育成・AI顧問コンサルティング・AIコンテンツマーケティング支援の3事業を展開。

コメント

コメントする

目次